北海道 市立富良野図書館

図書館のご紹介

市立富良野図書館外観

図書館名:市立富良野図書館
設立日:昭和47年4月1日
図書館数:1館
蔵書数:約13万冊
富良野市人口:約2万2千人 ※2018年10月末時点
体制:館長 1名、係長 1名、図書館係 2名、臨時職員 4名
司書数:正規職員 1名、非正規職員 2名

読書記録帳基本情報
設置台数:1台
記録帳初回購入数:10,000冊
記録帳発行費用:無料

運営方針及び事業

生涯学習の情報提供機関として市民に役立つ図書館運営の推進

運営の基本方針

  1. 市民の読書活動を通した文化教養を高める場としての機能充実を進めます。
  2. 子ども達の読書推進の環境づくりを進めます。
  3. 市民の文芸活動・ボランティア活動などをとおした地域コミュニティーの拠点づくりを進めます。
  4. まちづくりに関する情報交流・発信機能の充実を進めます。

(参考)富良野市ホームページ 図書館要覧

取材にご協力いただいた方々

秋山館長
秋山館長

楠木主査
楠本係長

読書記録帳を導入した背景

ーー導入したきっかけについて教えてください。

係長:
元々、子どもの読書推進のために読書記録帳を導入したいという想いがありましたが、これまでの読書記録機は高額で導入することが出来ずに諦めていました。しかし、新システム更新のタイミングでこれまでの読書通帳機よりも格段に価格が抑えられた新しい読書記録機(LibReCo)があるという提案を富士通さんから頂き、当時の館長と検討して導入することを決めました。

(参考)富良野市ホームページ 富良野市子どもの読書推進プラン【第2次計画】

ーーどのような効果を期待されていましたか?

係長
もちろん子どもの読書推進にも期待していましたが、ご年配の利用者の方から自分が過去にどんな本を読んだのか知りたいという問い合わせが多く、対応することが出来ずにいました。この課題解決になればという期待がありました。

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運用が始まるまでの準備について

ーー運用開始までにどのような準備をされましたか?

係長
運用開始の6ヵ月程前から準備を始めました。

運用開始準備の図

ーー利用者への広報はどのように行いましたか?

係長
市の広報誌に載せました。事前に館内で告知はせず、運用開始当日になって今日から開始しました!という案内をしました。残念ながら、新聞社に取材のお願いをしていたのですが、タイミングが悪かったのか、来てもらえませんでした。

(参考)広報ふらの 2017年12月号

ーー小中学生へ読書記録帳を事前配布されたそうですね。

係長
図書館からの距離に関係なく、富良野市内の全小中学生を対象(1,660人)に読書記録帳を配布することにしました。配布にあたり、各学校の校長先生が集まる校長会の場で主旨を説明し、了承してもらった上で図書館から学校へ生徒数分の読書記録帳を郵送し、担任の先生経由で生徒に渡してもらいました。

ーー読書記録帳を使用するには、利用者情報を記帳する必要がありますが、事前配布にあたってどのように運用されましたか?

係長
利用者登録すると、読書記録帳に名前が印字されます。生徒の手に届くまで、また生徒が自宅に持ち帰る際に紛失する可能性があると校長会でアドバイスを頂いたので、利用者登録せずに真っ新な記録帳を配布することにしました。生徒さんには図書館に来れば使えるようになります、と伝えてもらいました。

(グラフはクリックで拡大表示します)

富良野市小中学校分布

運用開始3ヶ月後の年代別記録帳発行状況

楠木主査
事前配布していた小学生の記録帳発行が
一番多い

ーー他にも校長会からアドバイスはありましたか?

係長
担任の先生が生徒へ読書記録帳を配る時の説明資料が欲しいとのことだったので、文書を作成し、各学校に通帳と一緒に郵送しました。

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運用開始直後について

ーー読書記録帳の反響はいかがでしたか?

係長
読書記録帳を貸出返却カウンターの側に設置したのですが、多い時は行列が出来るほど盛況でした。時間帯や混み具合にも依りますが、特に土日は記録機の前に専任の職員を配置して対応していました。また、記録機操作用の館内OPACを、資料検索用としても使用していたので、更に混雑していました。そのためあまりにも時間がかかりそうな場合は、次回来館した際の記録帳受け取りでも良い方に、図書館側で貸出資料を印字し、次回お渡しします、とご案内していました。

(グラフはクリックで拡大表示します)

月別読書記録帳発行冊数

月別読書記録帳発行冊数
運用開始月の貸出人数は1,300人、そのうち約900人の利用者(約70%)が記録帳を発行する盛況ぶり
※新規利用者は約70人

日別読書記録帳発行冊数

日別読書記録帳発行冊数
1日の最高で91名が記録帳を発行
ピークは運用開始から約一週間後の日曜日

ーー運用で工夫していることはありますか?

司書:
館内OPACを追加購入し、記録機操作用の専用端末にしました。混雑を避けるという意味もありますが、ご年配の方から操作方法を聞かれることが多かったので、記帳に関係のない画面上のボタンを隠し、記帳専用の端末にしたかったためです。また、カウンターの側に記録機を置くことで、質問にすぐに答えられるよう、配慮しています。

記録機(左)と操作用OPAC(右)
記録機(左)と操作用OPAC(右)

OPACをわかりやすいように工夫
ご年配の方にも分かりやすい工夫を凝らした
記帳専用の端末

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今後の活用について

ーー現在の利用状況について、どのように考えていますか?

館長:
読書記録帳の利用者数だけで言うと、もっと伸びて欲しいと考えています。(1748人/2018年11月時点)導入当初は小中学校に配るということで利用者数を伸ばしましたが、今後は富良野市の人口が減少(年間300~400人)していく中で、新規利用者をどれだけ多く取り込めるかが課題だと考えています。

(グラフはクリックで拡大表示します)

読書記録帳発行累計数

読書記録帳発行累計数
年間の図書館貸出利用者が約3,250人
そのうち約1,750人の利用者(約54%)が記録帳を発行

貸出利用者数 前年度比較 ※通帳発行者のみ

貸出利用者数 前年度比較

貸出冊数 前年度比較 ※通帳発行者のみ

貸出冊数 前年度比較

通帳発行者の利用は前年度と比較して大きく増加しています。読書記録帳の導入により、通帳を発行した人の図書館利用率は増加していることがわかります。通帳発行者の貸出利用者数は月平均13%増加し、貸出冊数は月平均9%増加しました。

ーー今後、どのように読書記録帳を活用しようと考えていますか?

館長:
「読書の記録」=「成長の記録」という考えで、2018年11月から乳幼児全員への読書記録帳の配布を始めています。富良野市では、乳幼児の7ヶ月検診の際にブックスタートを行っています。その時に読書記録帳をお勧めし、同意いただいた方には図書館の利用者カードと読書記録帳をセットで作成しておくので、都合の良い時に図書館に取りに来てくださいと話しています。まだ始めたばかりですが、半数くらいの親子が来館してくれています。ブックスタートとの連携もそうですが、これから図書館は待っているだけではなく、自ら外に出ていかなければいけないと考えています。

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