埼玉県蕨市立塚越小学校 様

読書量向上への決め手となった学校図書館のICT化。データ化作業の工夫も相まって早期に効果が現れる。

わがまち探訪~ぼくらの学校にLS@SCHOOLがやってきた~ 埼玉県の南部に位置する蕨市。埼玉県蕨市立塚越小学校(児童数384名)の西田校長に学校図書室情報化の経緯について伺った。 学校では読み聞かせ、朝読書、読書登山等の読書推進への取り組みを行って来たが、なかなか効果が出なかった。

 【お客様プロフィール】
    学校名:埼玉県蕨市立塚越小学校 様
    所在地:埼玉県蕨市塚越5丁目7−20
    学校長:西田 様(取材時)
    設立:昭和45年4月
    児童数:346名(2015年10月現在)



導入の経緯

学校評価の中でも保護者から「子どもの読書量が増えない」という意見が3割もあった。また、図書室がシステム化されていない為、図書委員会活動も読書カードの記入・転記といった「地味な仕事」となってしまい、なかなか意欲が沸いてこないといった問題もあった。そんな折、富士通より低価格で始められる図書システムの紹介があり、すぐに「SLIB-OD」の導入を決めた。一番の決めては「費用」と「導入のし易さ」だった。特に、導入に際し改めてハードを購入する必要がない点が良かった。(PC教室で余裕のあるPCを1台図書室へ廻したため、新たな費用はほとんどかからなかった)また、学校のインターネット回線を使用し図書室から「SLIB-OD」サービスに簡単に接続し、即利用が可能となった点も良かった。

稼働まで

稼働に向けて避けて通れないのが本の装備とデータ登録。特にバーコードシールを本に貼っていく作業に一番時間がかかる。しかし、先生は忙しく図書室運営にはなかなか係われないのが実情だ。そのため、図書ボランティアやPTAさらにはPTAのOBまで巻き込んでの作業となった。約5千冊ある本の中から、「新しい本」「よく借りられている本」を優先的にバーコードシールを貼っていく作業、書誌データを登録する作業を行っていった。本の登録は「SLIB-OD」を使って簡単に行える。しかし、これらの作業を円滑に進めるには、本の装備の状態やデータ登録の状況が一目で判るようになっていることが重要になる。そこで、塚越小学校では本の背に色付きの小さいシールを貼って作業の状態が一目で判るように工夫した。「青」なら装備完了、「黄」はISBN無し、「緑」は登録完了、といった具合だ。実際、データ登録などは3月末から開始、3千冊程度登録した5月のゴールデンウィーク明けから運用を開始し、現在では毎日たくさんの子どもたちが図書室を利用している。※『SLIB-OD』を富士通ブランドで2010年1月から『LS@SCHOOL』としてリリースしました。

図書ボランティア、PTAの協力

費用をかけずに装備やデータ入力を行うためにはボランティアの協力無しには進められない。しかし、仕事や家事で忙しい中、時間を割いてきてくださる地域のボランティアの方々に時間の強制はできない。どうしても各々の空いた時間で作業を行ってもらう必要があった。そこで、本に色付きシールを貼って、作業の進捗状態が一目で判るように工夫した。おかげで、いつ誰がきても作業の続きができるようになり、ボランティアの方々も気楽に学校に来て作業が出来るようになったのだ。

今後について

「SLIB-OD」は絵本作家の長新太氏のキャラクターを採用し、とても親しみやすい画面デザインで操作も簡単である。現在は、図書委員の子どもたちが楽しみながら自ら図書室運営を行うようになり、委員会活動が活性化した。西田校長は語る。今後は地域の他の学校図書室や市立図書館との連携が必要になってくる。ICTを使った相互のシステム連携が、より学校図書室にとって有効かつ効果的である。また、現在の図書室は狭いが簡単に拡張できない為、本の置き場所に工夫が必要とも。椅子の蹴込み部分に本を収納するスペースを作るというユニークなアイデアを考案中だ。こんなことが出来るのも学校図書室をシステム化し、配架場所がすぐに判るようになったおかげ、と熱く語る。

あとがき

PTA・ボランティア活動が活発であるという点がスムーズに稼働できたポイントである。なによりも学校とPTA・図書ボランティアが互いに協力しあえる雰囲気と導入費用が安価であることがシステムをスムーズに稼働できた大きな要因といえるだろう。インタビューで伺った時、図書委員の子どもたちが楽しそうに本の貸出を行っている姿を、先生が後ろから見守っている様子が微笑ましく印象に残った。

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